15分15分の黄金律。メスティンで美味しいご飯、炊けちゃいます♪

キャンプに行きたい(できればソロで…)と、日々悶々としながら過ごしております。Yaskoです。

家族持ちですと、自由気ままに一人でツーリングに行ったり、キャンプに行ったり、オタクな聖地巡礼をしたり…とは中々どうして出来ないもんです。

せめてキャンプ道具の手入れをしたりとか、なんとかキャンプ気分を味わおうと考えまして。
そうだ、別にキャンプ場にに行かなくても、お家でキャンプ気分を味わえる!
と気付きました。

それは、メスティンを使った炊飯。

キャンプ飯です!

メスティン…それは、魔法のアルミの弁当箱

昨今流行りのキャンプ飯。
その基本となるのは、やはりお米の国の主食『ご飯』だと私は思うのです。

その主食が美味いことにより、それに付随する肉や魚やサバ缶が美味いのです。

子連れでキャンプに行った際も、一番人気はやっぱりご飯。
肉もガツガツ食べてましたが、やはり炊き立てのご飯があると肉の進みも違います♪

メスティンの使い方は多様にありますが、今回は基本のキ。

ご飯の炊き方。ズボラ編です!

ちなみにこのメスティン、カッコいい名前付いてますが、素材がアルミのお弁当箱のことですね^^;

昨今のメスティン人気で、元祖のトランギア製のものが買えなかったんですが、家の食器棚を整理してたら、アンパンマンの絵柄が付いたメスティンがありました。
やっすい子ども用品展でワゴンセールになっていたものですw

メスティン自体はカインズホームで買ったんですが、いざとなったらアンパンマンメスティンもキャンプで使えそうです♪

固形燃料ではなく、アルコール燃料を使用します

メスティン炊飯といえば、有名なのは固形燃料を使用したやり方です。
ほったらかし炊飯…なんて名前で、固形燃料に火を灯し、消えるまで放置することによって炊き上がります。
ただし固形燃料のサイズと種類によっては上手くはいきません。

五徳のタイプにもよりますが、固形燃料の火がメスティンまで遠いと、ほったらかしにしたら炊き上がりません。

かといって本来なら、手間がかからず良さそうなもんですが…

大人しく固形燃料を使えばいいものを、何故かここで炎の色にこだわった私。

「本当のサバイバルじゃなくて趣味のキャンプなんだから、雰囲気重視でやったっていいじゃない!

…ということで、
お湯を沸かすのも炊飯も、アルコールバーナーを愛用しております。
(お肉を焼くときは焚き火台を使ってます)

初手からズボラ発揮! 米は無洗米!

今回は綺麗に写真を撮るために家BBQのタイミングでしたが、例えキャンプでも、やり方は全く同じです。

目盛りに合わせ、水を分量通りに入れる。

キャンプ場でご飯を炊くタイミングって、大抵は設営が終わってグッタリしている頃かと思います。
焚き火の準備で薪を拾って細かくしたり。
とにかく一旦コーヒー飲んでゆっくりしたかったり…。

子供がいたら余計にバタバタしますが、そもそもバイクでキャンツーの場合、荷物を減らしたいから米を洗うザルなんて持っていきません。

ここで大活躍するのが我らが『無洗米』。

これ発明した人は天才か。
冬場のあかぎれの手にも優しいです。

まず、お米をメスティンに入れちゃいます。
そして分量通りの水も入れちゃいます。
我が家のメスティンのベスト炊きは1.5合なので、今回はその分量で。

ちなみにトランギアのメスティンには米や水加減の目盛りなんて付いてないですからね。

この点を考えても、米を炊きたいならトランギアじゃなくてもいいじゃないかと…。
もちろん、米の表面から人差し指の第一関節までの水の分量で炊けますが、私この方法で美味い米が炊けたことがありません^^;;
まず米の面に指が突き刺さって、どこから計っていいのか難解です。
つまり下手くそです。

さて、ぶきっちょは大人しく目盛りを頼りにいきますね。

先ほど米と水を入れたメスティン。
ここで最初の『15分』が登場します。

そのまま『15分』放置してください!

いよいよ火にかけていきます

15分放置されたメスティン内のお米、いい具合に水を吸っております。
この状態で、火を灯したアルコールバーナーに乗っけます。
(アルコールバーナーの火は、綺麗な青い炎が周りの立ち上るようになってからが本番です)

また、15分間火が消えないことが大前提なので、アルコールバーナーの中に入れる燃料はフルで入れてください。
うちのトランギアのアルコールバーナーの場合、全体の3分の2は燃料で満たしてから火を着けています。

フチ周りの細かい穴から炎が登り始めたら準備完了。明るい場所だと炎が見えないので気をつけてください。

さらにここでまた『15分の魔法』発動!

火にかけて、『15分』放置してください!

ただしこの時、忘れちゃいけないのが「重し」です。


炊き始めてからだいたい5〜8分くらい経つと、メスティンの蓋の辺りから吹きこぼれが始まりますから、そのまま放っておくと蓋が外れます(本当に外れます)。
メスティン自体が軽いですからね。

そんな事故を防ぐためにも、蓋に石などで重しをつけましょう。
キャンプ場ならお手軽な石が転がってそうです。

五徳をしっかり平らな場所に置くのも大事。万が一倒れてしまった時のために、下に100均のステンレスのバットを敷いてます。

写真では小粒に見える石ですが、3個乗せると結構ズッシリしております。
圧力釜…とはいきませんが、ここで蓋が開かないよう、しっかり圧を掛けてあげることが重要です。

3つ目の『15分』登場です! ひっくり返します!

いよいよ15分が経過しました。
すでにお米が炊けた時のいい匂いがしています♪

ここからが重要です。

熱々のメスティンを革手袋などで掴み、
火から下ろして、

天地をひっくり返します。

蓋が開かないように注意。手袋をして、しっかり押さえてからひっくり返します。

こうすることによって、下に溜まった水分を循環させ、炊きムラのない状態にもっていけます。

さらに保温のため、袋か布で包みます。
なので、火から下ろすタイミングで、私は下に布切れを敷いておきます。
そうしておけば、天地逆さまにした状態で包めますので。

バンダナが意外と便利。メスティンを包む用途以外にも、洗った食器を拭いたりと。濡れても薄いからすぐに乾きます。

この状態でまた15分放置です♪

(アルコールバーナーの火を消すのを忘れずに)

最後の魔法は美味しいご飯♪

15分経ったら、ゆっくりと天地を元に戻し、蓋を開けてみましょう。

一度に食べきらない時は蓋をしめましょう。屋外だとあっと言う間に冷めます!

ピカピカのお米が炊き上がりました〜♪

屋外で食べた時の感動は忘れられません!
米だけでこれほど美味しいのか…と、ビックリしました。
下の方には少しお焦げもできますので、そちらも楽しめます。

正直この米に塩振っただけでも、キャンプ飯として完成されているような感じですね。

ちなみにメスティンの蓋は取り皿としても使えますので、お肉を焼いたらそこでタレにつけております。
お肉は焚き火台で、1人焼肉で悦に入るのもまた楽しいもんです♪

一人焼肉セット。コールマンのファイアーディスクの焚き火台に、セリアの鉄板。炭は空気が入りやすいように工夫しています。

メスティン炊飯、いかがでしたでしょうか。

15分・15分・15分で覚えやすい法則を見つけました。
このやり方ですと、定食屋さんのご飯ぐらいの米の硬さに仕上がります。
柔らかいご飯がお好みの方にはちと硬いですかね?
その場合は、炊く時間ではなく、水加減を増やしてみてください。

友達は自宅でメスティンを使ってパエリアも作ったりしています。
雑炊もパスタも、なんだったらパウンドケーキも作れるそうですよ!

風の強い日は火力に注意

そもそも風の強い日はBBQに向きませんが、もちろんメスティン炊飯にも影響は出ます。
火力の強いアルコールバーナーですら、自然の脅威には勝てません。
しっかり風防で囲んでいても、メスティンの底に当たる火は揺らぐし…。

昔からあるカマドが、なんであんなふうに高さを出して囲ってあるのかがよく分かりました。

もし風の影響を受けそうなときは、アルコールバーナー外に、更に堤防を築いて囲ってあげるといいのかもしれません。

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